ロボット手術(ロボット支援手術)とは

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正確な手術をすること(余計なものを傷つけないこと)と、からだの負担を減らすこと。この2つを外科医は追及してきました。ロボット手術(ダヴィンチ)はアメリカで開発され、世界中に普及しております。

ロボットというと、ぎこちなく歩く産業ロボットを想像しますが、ロボットが自動で手術するのではありません。
実際には外科医の細かい指の動きを、からだの内部で再現するための道具といっていいでしょう。ですので正確にはロボット支援手術と呼んでいます。

 

この手術ロボットは人の指と同じ動きをより繊細により確実に行うため、ミリ単位の細かい手術が可能になり、またかすかな指のブレを補正することができます。また通常の手術を何倍にも拡大した視野で手術を行いますので、正確に患部を取り除いたり、また臓器同士を縫いつなげることができます。特に前立腺手術のように、筋肉と神経を極力傷つけることなく、前立腺を摘出するのに最適なため、現在アメリカでは、90%がこのロボット支援腹腔鏡前立腺手術(ダヴィンチ手術)で行われています。わが国でも、いち早く保険でこの手術が受けられるようになったのもその安全性と信頼性が高いためです。

また体の中にはおなかを開くことなく最小限の器具のみ入り、また医師の手も入りませんので、外部から細菌が体内に入るリスクも減りきわめて清潔な手術と言えます。

 

ロボット手術(ロボット支援手術)開腹手術・腹腔鏡手術とここが違う!

机から立ち、手をいっぱいに延ばして、マジックで直線を書いてみましょう。そのあとで座ってその横に線を書いてみてください。座っている方がまっすぐに正確な線が書けますね。ロボット手術は外科医の視野を何倍にも拡大して、見ながら、手指を細かく動かして様々な作業ができます。

腹腔鏡でも拡大はできますが、ロボット手術と違い2Dのため、奥行き感がないこと。また操作する器具が直線的にしか動かないため正確な手術操作をすることが難しいのです。

さらに開腹手術は、皮膚に傷をつけるだけでなく、その下の筋肉や筋肉を包む膜も切り開くために手術後痛みを長く伴い、また筋肉の機能が落ちてしまいます。

ロボット手術の費用

ロボット支援前立腺全摘手術は2012年4月から健康保険の対象になっております。

手術費用は、健康保険の種類により負担額が変わります。